政治の話続きを読む このところ日米の選挙に兵庫県知事選挙とあって、SNSでは毎度のように眉を顰める意見が飛び交っているわけだが、最近は「リベラルの敗北」というワードが存在感を増している気がする。 そもそもからして、リベラル自称する類の人々には自分たちの思想と理想しかなく、その信条や政治的意見を自分たちとは異なる意見を持つ人間を見下し馬鹿にすることで精神的勝利を収めるための方法論としてしか用いないから嫌われているのだと思っているので、リベラルの敗北なんて今更すぎる話だと思う。 そういう「知的怠惰」が蔓延っているのは特にSNS上や白亜の塔であるように思う。そして、それがなぜ蔓延るかと言えば、それらがすべて実際に生きている人々や地に足を付けて生活している人々を見ずにコタツに入って仕立てたかカウチに座って夢想した内容でしかないからだと思う。地に足の着いた意見ではないものを、「正しい」「倫理的である」などとして押し付けてきたら、それを自分たちの生活の為に生きている人々が受け入れるはずがない。 リベラル思想のうち、民衆に受け入れられやすいような部分はすでに社会に膾炙されており、残されているのは人々にとって受け入れがたい、あるいは自分たちの生活と相容れない部分か、興味もなく生活にも関わらないのに押し付けられているものになってきているのではないだろうか。なのに、リベラル側の人々は普通に生きる人々が何をどう考え、思い、どういう価値観を持っているかを軽視しつづけ、自分たちのみが啓蒙するべき思想の持ち主であると驕ってきた結果が今の有様だろう。 自分たちの思想や立地点を離れ、社会の実情を見て自己批判をするしかリベラルという立場が復権する道はないと思うが、驕り高ぶり自分たちこそが賢く正しいという思想にまで至ってしまった今の左翼リベラル知識人やそれにかぶれた知識人気取りたちに、そのようなことができるとは、私には思えない。畳む 2024.11.20(Wed) 11:09:40 日記
このところ日米の選挙に兵庫県知事選挙とあって、SNSでは毎度のように眉を顰める意見が飛び交っているわけだが、最近は「リベラルの敗北」というワードが存在感を増している気がする。
そもそもからして、リベラル自称する類の人々には自分たちの思想と理想しかなく、その信条や政治的意見を自分たちとは異なる意見を持つ人間を見下し馬鹿にすることで精神的勝利を収めるための方法論としてしか用いないから嫌われているのだと思っているので、リベラルの敗北なんて今更すぎる話だと思う。
そういう「知的怠惰」が蔓延っているのは特にSNS上や白亜の塔であるように思う。そして、それがなぜ蔓延るかと言えば、それらがすべて実際に生きている人々や地に足を付けて生活している人々を見ずにコタツに入って仕立てたかカウチに座って夢想した内容でしかないからだと思う。地に足の着いた意見ではないものを、「正しい」「倫理的である」などとして押し付けてきたら、それを自分たちの生活の為に生きている人々が受け入れるはずがない。
リベラル思想のうち、民衆に受け入れられやすいような部分はすでに社会に膾炙されており、残されているのは人々にとって受け入れがたい、あるいは自分たちの生活と相容れない部分か、興味もなく生活にも関わらないのに押し付けられているものになってきているのではないだろうか。なのに、リベラル側の人々は普通に生きる人々が何をどう考え、思い、どういう価値観を持っているかを軽視しつづけ、自分たちのみが啓蒙するべき思想の持ち主であると驕ってきた結果が今の有様だろう。
自分たちの思想や立地点を離れ、社会の実情を見て自己批判をするしかリベラルという立場が復権する道はないと思うが、驕り高ぶり自分たちこそが賢く正しいという思想にまで至ってしまった今の左翼リベラル知識人やそれにかぶれた知識人気取りたちに、そのようなことができるとは、私には思えない。畳む