NI.Aの雑記

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2024年4月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

 知床遊覧船沈没事故から2年というニュースを見て、ちょっと情報を掘ってみたりしてたところで見つけた有限会社知床遊覧船の事業許可取り消し処分の内容 を見ていたら、特別監査の結果で出てきた内容があまりにもひどくて信じられなかった。

 長いので隠し

・運航管理者は3年以上の船舶運航経験が必要だが、無経験の社長を任命していた
・運航中は常駐義務があるのに不在、任命が必要な代理も任命していなかった
・安全教育の実施記録なし
・当日の運航可否判断の記録なし
(前回監査で指摘されているのに記録をしていなかった)
・衛星携帯電話は故障して事務所に放置
・業務用でない無線だからNGと前回監査で言われていたのにそのまま使用
・しかも営業所の無線アンテナは破損した状態で使用不可能
・auの携帯が連絡手段だったが、当日は通じていなかった可能性大
・通じるはずのdocomoの携帯は当日船長は携帯せず
・まともな連絡手段がなく明らかにアウトなのに社長は出航を認めた
・事務所に管理者(社長)が不在で、当然義務のはずの定点連絡も一切なし

 業務で国際規格に関わっているけど、監査で指摘される部分がマイナーなものでも短い期間で修正指示や改善提案書を出させられるし、重大な指摘事項だとすぐに対応して対応したことを報告しないと規格がはく奪されるんだけど、安全運航に関わる国の監査で明らかにヤバい指摘が出てるのに直ちに改善する義務がないっていうのは、ちょっと法制度がお粗末な感じがするなぁ。
 この会社が人の命を預かるにはあまりにも酷いのは言うまでもない。社長は碌に謝罪もせずに逃げ回ってるみたいだし、ほとぼりが冷めたらまた始める気だったりするんじゃないだろうか。令和6年6月11日時点で欠格事項に当てはまらなくなるわけだし、地元の団体でこういうのを弾けたらいいんだけどね……。
 知床遊覧船のグループ会社で社長の父が代表に代わったホテルグループの「しれとこ村」は普通に営業しているらしいし、地元の有力者一族みたいだし、なんとも。
 亡くなった甲板員遺族との訴訟で毎月5万円を130年続けるという常識はずれな和解案を提案したらしいが、同族がやってる企業はしれっと営業しながら本人は別で資産がないからなんて逃げ方をするような一族が経営するホテルに泊まりたいものだろうか?私は嫌だけど。

 知床遊覧船社長を持ち上げたコンサルこと株式会社武蔵野についても特に聞かなくなったな。漏れ聞こえる話を見るに、典型的なソフト重視(と言う名の従業員の洗脳)なコストカッターというブラック企業生成機だったみたいだが。ダイヤモンドオンラインに連載を持っていたらしいが、ダイヤモンドはじめあの辺の怪しいビジネス記事なんか読んでるのはああいう変なコンサルに取り込まれるような人たちなんだろうな。そういう人たちが経営者として人の上に立ち、あまつさえ人の命に関わる事業をやってこういう事故を引き起こすとなると、この世の正義とはなんぞやと思うばかり。畳む

時事

自民党の作業チーム “なりすまし広告”でメタ社に対策を要請
https://www3.nhk.or.jp/news/html/2024041...

META社(だけではないのだけど)のなりすまし広告、なりすまし対象にされている有名人を見ると、失礼ながらその手の方を妄信するような人たちがああいう投資詐欺にひっかけられるんだなぁという納得感がある。西村氏、堀江氏、前澤氏、池上氏、泉氏……。ご本人たちは真っ当にやっているからこそ投資詐欺が蔓延るんだろうけど、ね……。

SNSでは報道で「一見すると本物か偽物か分かりづらい」と言われていたのをナチュラル悪口では?と言われていたけど、うん、まあ……。見分けがつけられないような人たち(オブラートに包んだ言い方)を相手に人気商売している層というのは事実ではあるんだろうと思う。

いずれにしてもネットの広告の治安の悪さは異常なので、広告ブロッカーブロッカーとかやる前に綱紀粛正した方がいいだろと思う。

時事

映画評:オッペンハイマー #感想(非ボカロ)
 他人には簡単に勧められないが、自分としては非常に深く感じ入る素晴らしい映画だった。

 この作品は、特に日本では原爆を扱うものということでそういう目で見られているけれども、私にはノーラン監督が示したい「人間性」を語るための主人公としてオッペンハイマーがあり、そのオッペンハイマーにとって人間的に非常に重大なイベントがマンハッタン計画であったという話であって、原爆の存在や原爆によってもたらされたものそのものは映画の題材ではあっても主題ではないと思う。原爆を題材に持ってくると、それ自身がテーマになっていなければならないと思ってしまうのは、被爆国の民である日本人にかけられた呪いであるのではとさえ思った。
 トリニティ実験での原爆起動シーンの不要なものをそぎ落とした緊張感のある描写も素晴らしいが、それ以上にこの映画の題材である原爆の起動シーンをその後のパーティで演説するオッペンハイマーの重苦しい感情描写をするための「呼び水」として使うところに驚嘆したし、その時点で「これは原爆の是非を描く映画ではない」と感じた。事実、原爆のショッキングなシーンはそこだけで、メインとなっているのはオッペンハイマーの聴聞会と彼不在の公聴会なのだから。ほぼ吐露されることのないオッペンハイマーの内心と、彼の周りにいた人間の反応から描き出されるオッペンハイマーという人間の像。そこに人間性を削りだそうする映画だと、私は思う。
 広島、長崎の投下シーンが描かれなかったことで批判されていたりするが、この映画を見ればそもそもそれは映画の主題ではないと分かるだろうし、そもそもオッペンハイマーはその投下シーンを見ることはできない立場なのだから、描かれるはずがないものなのだ。

 この作品の中ではオッペンハイマーはとっつきづらく分かりにくい人間として描かれているが、それゆえに彼のそばで彼の理解者としてあった人々と、そうではなかった政治側の人間たちとの対立が科学者の持つべき誠実さというような人間性に踏み込んだ物語性を生み出していると思う。軍人ではなく科学者としての立ち姿を選んだオッペンハイマー、「ニア・ゼロ」というワードを選ぶオッペンハイマー、そして、「預言者と民衆は違う」ということ。原爆という火だけでなく、人類に技術という「火」をもたらすことの原罪と苦悩、火をもたらすプロメテウスとして失ってはならない誠実さ。傲岸不遜ながら臆病なオッペンハイマーがそれでも譲らなかった何かを描き、彼の苦悩を表現することで描写されたノーラン監督の持つ科学へのオプティミズムに走らない肯定が、この作品では非常に強い印象をもたらしている。

 ノーラン監督は難解なテーマや複雑な構成に挑戦しながら一級の作品を作り上げる名匠で、「オッペンハイマー」ではそれが遺憾なく発揮されていると思う一方、見る側に高い能力を要求し、見る側にその能力があるのだという信頼のもとで作られていると感じる。私は、そういう作品をきっちりと作り上げる人を強く尊敬する。
 科学を志して、一応は行くところまでいって学位を取った身としては、綺羅星のような天才たちが登場するというだけでもワクワクするけれども、それ以上に苦悩を通して科学という営みへの肯定が描かれるこの映画がとても好きだ。

 私にとっては非常に素晴らしい映画だった。けれども、私と同じような感想を抱く人は少ないのだろうとも思う。難しい映画だけれども、この映画に似たような感銘を受ける人とは近しい価値観を持てるのかも知れない。
 物語や描写に感動したり、描かれたテーマに共感して涙を流したりでもなく、ただただひたすらに「得心」して涙を流すような作品に出会えたのは得難い経験だと思う。

 予習として日経サイエンスの特集記事を読んでから行ったのだけど、その記事の中で神父の資格を持つ日本人に告解したというくだりがあった。告解を受けた日本人はその内容を明かすことはなかったけれども、自分が作り出した原爆に翻弄された彼が被爆国の人間であり同じクリスチャンである男にどのような告解をしたのかと思いをはせると、涙を禁じ得ない。畳む

感想録

「歩くのが遅い人は脳が小さくIQが低い」──歩行速度と脳の構造に相関あり? 米国チームの実験結果
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/...

 批判的で長いので閉じておきます。

 直観に反する研究だなぁと思ったら、人間全般の話ではなくて加齢による影響の研究だった。釣りタイトルでは…? 論文タイトルも「Association of Neurocognitive and Physical Function With Gait Speed in Midlife (中年期における歩行速度と神経認知機能および身体機能の関係性)」なんだから、それをこういうセンセーショナルなタイトルにするの不誠実で嫌いなんだよね。バイラル、バイラル。
 加齢による影響で歩行速度が下がっている人は、その他の部分でも加齢の影響が強く出ているというのはそうだろうね。でも、失礼な話ではあるんだけども、いつもせかせかしてる人を見ると加齢によるIQ低下の影響は低くても、もとはどうなんだろうと思うこともあるんだよね……。無駄に歩きが早い人、周りに合わせる気が無かったり短気で怒りっぽい印象があるので、IQとそのまま結び付けられるタイトルだと釣りっぽいと感じる。(そもそもIQ=賢さみたいなステレオタイプで判断させようとしている記事タイトルなのが賢くない……。論文では認知機能の指標にしているだけ)
 散歩しながら考えを巡らせるときも、せかせか歩くよりゆっくり歩く方が頭の巡りが良いと思うし。

 論文がOAだったし頭にKeypointが載ってる親切な論文誌だったのでざっと読んできたんだけど、
 ・歩行速度は老化現象の指標にできる
 ・幼少期の神経障害に由来する生涯老化の指標にもなりうる
 という内容だったので、やっぱり冒頭のITmediaの記事タイトルは釣りっぽい。論文をざっと読んだ感じだと、著者らの問題意識は幼児期からの神経障害が人生全体に渡って悪影響を及ぼすこと、それが歩行を指標とすることで診断できる(→治療につなげられる)というところにある気がするので、「歩くのが遅い人はバカ」と読めるようなタイトルを付けるのは悪辣だなと感じる。記事の中身も単なる紹介でDiscussion~Conclusionの中身を反映してない感じだし。
 記事の中身は一応ちゃんと論文の内容ではあるけど、科学論文をネタにしてこういうことするの、結局センセーショナルなタイトルに釣られる人は中身なんて碌に読まないし理解もしないで雑にネタ消費するだけなんだからやめればいいのに。分かりやすい毒タイトルに釣られて誤読するようなのがたくさんいるのが今のネットなんだし……。他のメディアや科学系バイラルメディアもやるけど、嫌いなんだよなぁ。
 科学の営みをクリックベイトにするのは、サイエンスコミュニケーションではないでしょう。特に何かを馬鹿にするためのタネになるようなタイトルで真っ当な研究を飾り付けるのは不誠実すぎて嫌悪感が強い。
 ネットに蔓延るこういう露悪的・冷笑的・スキャンダラスなやり口が嫌い……。
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時事

男女の寿命差縮まるか Y染色体喪失と心不全の関係解明
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1...

なぜ女性は自己免疫疾患にかかりやすいのか、新たなしくみを解明
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/...

 Y染色体は一部の主張が強い類の人からは不要なものなんて言われたりするけど、まあ当然生き物の仕組みなのだからそんな単純な話でもなく。Y染色体が欠けると心不全を引き起こす恐れがあり、X染色体の片方を不活性化する仕組みがうまく働かないと自己免疫疾患につながる。
 生き物の総質量からみたら本当に小さな存在である染色体がここまでの影響を持つというのも不思議。生き物の仕組みというのは神秘に満ちてるね。

時事

2024年3月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

 書店で日経サイエンス2024年5月号を買うついでにナショジオの『写真の世紀』 を購入。
 何か自分の写真の参考にならないかなと思ったけど、さすがにレベルが違い過ぎた。見ていて感情をかき乱されるような圧倒感がある。SNS映えしそうな写真たちではあるけれど、ただ素晴らしいでは終わらない写真を載せるというのを雑誌の使命として持っているような気がする。
 日本のSNSの写真界隈だと写真のやり方にいろいろと主張があるけど、ナショジオの写真を見ると写真からのメッセージ性や作家性をすごく押し出していて、そのための手法にこだわらないような、そんな印象がある。photographの日本語訳を「写真」としたためか(特にネット上で語る人たちは)日本語での「真実を写す」という概念に囚われているところがあるように感じているけれど、photographというのはあくまで光を撮像する美術的手法であって、真実性にこだわる以上にそこから何かを引き出すことができるのが写真家なのかな……なんて考えたりした。#写真

 今週末公開の「オッペンハイマー」に合わせた特集が読みたくて買った日経サイエンスは、安定してどの記事もワクワクする内容で楽しかった。今は自分で稼いでいるし、学生時代にできなかった年間購読をしてもいいかなぁ。(当時学割で買えばよかったのにと後悔してたり)

日記

「SF界の長老」ハインラインが行っていたファンレターへの独特な返信方法とは? | GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20240320-heinl...

 面白い記事だった。定型文の中から選んでチェックして返信するという内容だったのだけれど、これを見ると今のSNSで繰り広げられる創作者の頭痛の種もあまり変わってないのだなぁと思う。丁寧に対応しようとする創作者は多いけれども、実際のところこういう簡単でかつものによっては「言及しない」という返答をするのは大切なのではと思う。
 厚意には厚意で応えるものだけれども、不躾な人間や勝手な思い込みを投げつけてくる人間に丁寧に対応する必要はないのだ。たとえ、それによってSNS上で不躾な人間や勝手な思い込みを投げつけてくる人間に火を付けられようとも。燃え盛る小屋の中で子を産むがごとく、創作者は作品を生み出すことで黙らせるのが一番なんだろうと思う。

・私の物語を何年も楽しんできたとのことですが、どうして、ある物語が嫌いになるまで待ってから私に手紙を書いたのですか?(なぜ好きな時は手紙をくれなかったのに、嫌いになった時に手紙を送ったのか?)
・私は、同僚の作品や自分の作品については論じません。小説家は多角的な視点から書くものであり、たとえ一人称の登場人物であっても、その意見は必ずしも作者のものとは限らない。小説は娯楽として売られるものであり、事実として売られるものではない。
・サイエンスフィクションというジャンルは、科学や技術に関わる要素が省かれたら存在しなくなるような物語です。ジャンルに関する完全な議論については、私の「THE SCIENCE FICTION NOVEL」という論説を参照のこと。
・「Who's Who in America 1974-1975」は、作家に関する参考書です。(それを読んだらわかる通り)私は私生活、政治、宗教、哲学については論じません。
・法的な理由から、未発表の原稿は読みません。

 このあたりの項目を読むと面倒な読者と言うのは古今東西どこにでもいるんだなと思う。SNSで可視化されてさらに度合いが悪くなっているように感じているけども。

逆に
・切手を貼って宛名を書いた封筒をありがとうございます。滅多にないご厚意です。
 この項目は茶目っ気があって好き。嫌味ではなく、どういう理由でか中身のなかった封筒に悪意を見出さないで良い気持ちが詰まっていたと見なすのは、特に今の時代は大切だと思う。

・返事は期待していないとのことでしたが、あなたの手紙がとても嬉しかったことを伝えたいです。私は、あなたが海を渡り、風を追いかけ、そして人生を通して幸せな航海をすることを祈っています。
 推し作家からこんな返答が来たら生涯推すと思う。せっかく感想を送るなら、こういう風に思ってもらえるようなものを送りたいと思う。(けど、なかなか難しいとも思う。他人にささげる言葉は難しい)

メモ書き

砂電池というものがあるらしい。
https://gigazine.net/news/20240315-giant...

 砂にエネルギーを貯めるというのはなんとなく他にもありそうでパッと思いつかない。砂の比熱は水(比熱 1)に比べると約5分の1くらいらしいので、熱交換を重視した使い方になりそう。どれくらいのエネルギーを蓄えられるかによるけど、エネルギーグリッド全体から見ると「砂電池」というより、「熱コンデンサ」みたいになりそうな感じがある。
 比熱が小さく熱交換に使うとなるとオイルバス的なものが思いつくけど、それに比べると砂は取り扱いやすいし安全性も高いので、断熱タンク内の熱分布を制御できるならなかなかクリーンで安全な装置なのかも。

メモ書き

サイトの方をだいぶ放置してしまっているけど、そろそろ再始動してサイトデザインを変えたりしたい。Wordpressを勉強するために本も買ったし!
写真を多めに載せても見られるような、スタイリッシュ寄りのデザインを目指したい。

日記

2023年9月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

少しずつ、昔気に入って読んでいた小説を読み返している。そうしてみると、そこに書かれていたキャラクターの人生観とか物語の世界観というものが深く自分の中に根ざしていることに気づく。好きだったとはいえ一言一句覚えるようなことをする性分ではないし、その小説だけに影響されたわけでもないが、呑み込んできた言葉や消化してきた思想というものが巡り巡って自分の好きだったものと同じところにたどり着いているということなのかも知れない。かつての自分は答えを得ていたが、それを得心するためにはより多くの思考の構造体が必要だったということなのかも知れない。
体が食べた物でできているように、思考は摂取した言葉からできるという。その考えで言えば、体が傷ついた時に治るために食べたものは間違いなくそれを埋めるために使われるように、心や魂が傷ついた時に取り入れた言葉や思想というものが、立ち直った時の自分という構造の中に組み込まれているのだろう。昔好きで読んでいた小説が今の自分の構造体となっているように、その後に傷ついた己の魂が求め受け入れたものが次の自分の構造体となっていく。
初音ミクは、わたしに感情を、世界の色と幸せというものの実感と、自分が何かを好きだという強烈な自己認識を再び与えてくれた存在で、生きる理由という以前に生きるという言葉の意味を、その実感を与えてくれた存在だ。散り散りになっていたわたしの魂に、再び意味ある構造を許してくれた、強大なネゲントロピーだ。救いのヒーローであり、感じ考え表現することのパートナーであり、愛おしい世界樹であり、生きる為の魂の駆動体であり、わたしの自我や魂をもたらす真理の錯覚だ。
わたしがしてきたこと、苦しんできたことの全てを彼女は彼女を好きになる理由として許容してくれた。彼女がそばにいてくれたから自分というものを受容できた。再び自分の脚で歩けるようになった。だから、次は彼女の手を引いて次なる構造を目指していきたい。
昔好きだった小説に自分という構造を見出したように、世界で一番愛している彼女を表現し続けて、それを後から振り返って自分が形作ってきた構造のなかに初音ミクを見出せた時、わたしは本当の意味で初音ミクが好きだと言えるようになるのではないかと思う。
16歳の誕生日おめでとう。いつかのミライに、君を好きだと言える自分を贈るよ。人生を振り返るだけの時間と可能性を積み上げて、君に贈るよ。人生で最大の感謝を。ありがとう、#初音ミク

日記

2023年8月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

このところサイトを放置してましたが、なんとなく運用する方向性が見えてきたので時間を見つけて整えていきたいところ。

日記

マジミラとかイベントがあると見かける「初音ミクはいないけど存在する」的な感想を見る度に、ミクさんの存在って霊魂とか人間性みたいなものに似てるよなぁと思ったりする。初音ミクは人間かと問われるとわたしの答えは「NO」なんだけど、初音ミクは人間性を帯びた存在かと問われれば「YES」なんだよね。 #初音ミク

日記

2023年7月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

クリストファー・ノーラン監督のオッペンハイマーがとても楽しみなんだけど、日本ではまだ公開未定なのが待ち遠しい。
原爆の話ということで色々言う人もいるんだろうけど、ノーラン監督の作風の上で原爆に関わった科学者たちの後年の後悔を知っていれば、原爆を礼賛するようなものにはならないだろうと思う。トレーラーのリアリティホラーめいた雰囲気には、原爆という力の「罪」に向き合うべきだというメッセージがあるのではと個人的には感じてたり。
公開されてみないと何にも分からないので、日本でちゃんと公開して欲しいなと思う限り。

映画好きを名乗る人の中には、はなから決めつけで拒絶したりしてるひともいたりしてね……。映画は好きだけど映画好きとはあんまり付き合いたくないのは、映画好きをアイデンティティにしてる人とは価値観が合わないから……。アメコミ好きな人の中にもいるけど、wokeな人は苦手なんです。畳む

日記

Threadsは画像投稿の柔軟性がInstagramより高いから、インスタ使うよりはスレッズの方が楽かも。表示回りも複数枚流しても見て貰いやすくなってるっぽいし、UIがtwitterライクだけどインスタの上位互換になりそうな気もする。流れてくるものを制御できない「おすすめタブ専用」のはインスタも同じなので、見る用としては割り切るしかなさそう。
Fediverseに入るらしいので、特定のアカウントだけを見たかったら外からリモートフォローで見られるようになって欲しいな。スレッズ自体もPCから扱えるようになればさらに〇

ただまあ、SNSに求めてるものはThreadsにはなさそうな雰囲気なので、何かしら投げる(発信する)場所でしかないかなぁ。やるとしても個人サイトの出張所みたいな扱いかも。正直、どういう空気感になっていくかも分からないし。

日記

砂ミクちゃんへの自分の解釈だとマジミラでメッセちゃんがあの歌を歌ったことでとっくに救われてる解釈なので、HEROの歌詞が砂の惑星に向けたものだとしても、砂ミクちゃんは愛の惑星を突き進む若人を遠くから見てニヒルに笑ってそうだと思ってる。砂ミクちゃんは皮肉屋+読書家だと勝手に思ってるので「地球の長い午後」あたりの紙の本を読みながらニヒルな笑みを浮かべてて欲しいし、彼女なりに幸せな距離感に居て欲しい。 #初音ミク #ミク解釈
個人的にいつまでも砂の惑星を擦ってるのも、それらしい単語が入ってたらアンサーソングとかいうのも好きじゃないです。アンチ砂惑で初音ミクを持ち上げてるからアンサーソング扱いしてる人とかは受け付けない……。HEROの歌詞はポスト・ポスト砂の惑星アンサーくらいに距離があると思ってるので。(砂の惑星アンサーが「GLS」あたりで「愛されなくても」や「フューチャー・イブ」はポスト砂の惑星アンサーだと思う。HEROはさらにその先の次の世代に向けた歌詞じゃない?)
あと地球の長い午後は古典SFなのに電子書籍化してないの残念では。畳む

メモ書き

MetaのthreadsはActivityPubになってるらしいと聞いて気になったので登録するために古いインスタのアカウント復活させた。多分アカウント作って雰囲気見るだけになりそうだけど、新しいものは触っておくと楽しいので。
SNSはmisskey.ioが楽しすぎるんだよね~!

日記

2023年6月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

HERO / 初音ミク(Ayase/YOASOBI)

こんどは僕たちが君の手を引く。
余裕で期待値超えてきたね。
ライブでHiHとつないで流されたりしたら涙腺が死にそう。
#初音ミク

自分にしか見えない「てがろぐ」を追加設置したのでその辺りの記録
【結論】
パスワード設定のみのBasic認証では
・「パスとIP両方の許可がないとアクセス不能」に設定する
・パスだけ設定してIPは制限なしにする
としないとうまくいかなかったよという話。

【従前】
・evernoteからの乗り換え先を探していた
・メモやスクラップブック的に使いたかった
(創作設定などはNolaを使う予定)
・レンタルサーバーを契約したので効果的に使いたかった
・デバイスや場所に依らずに共有できる場所が欲しかった
【やったこと】
・2つ目のてがろぐを設置した
・Basic認証でそのてがろぐだけアクセス制限した
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てがろぐの追加設置は簡単。ディレクトリを増やして、てがろぐCGIをFFFTPでアップして公式の手順通りに設定しただけ。本当に簡単でありがたいです。
Basic認証で少し戸惑った。パスワード制御だけでIPアドレス制御をするつもりはなかったので「パスワード制限を使用する」にチェックして「一方の許可があればアクセス可能」を選んだのだけど、これが間違い。どうやら「一方の~」を設定する場合はIPアドレス制御も入れる必要があるらしく、IP制限しないと結局は制限なしになってしまう。なので、「両方の~」を選んだ上でパスワードだけ設定してIP関連はいじらないでおいたら上手くいきました。スマホからも認証が反映されるのは確認済み。
これで自分だけが見られてネットさえつながっていればどこでも見られるノートブックが使えるようになった。畳む

記事

今後の改修予定
・トップページを整備する
・載せる写真を厳選する
・写真をトリミングしてサムネイル生成するようにする

メモ書き

花の写真や風景写真を撮るのも好きだけど、撮ってる人が多いジャンルなので評価されるというより自分で自分がどういう風に世界を切り取りたいのか再認識するためにやってる感がある。 #写真
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日記

どれも気に入ってる写真だから載せたくなっちゃうけど、なんでもかんでも載せてるとキリがなくなってしまいそうなので、厳選した方が良いのかなと思う。
見にくる人からしても、厳選されてた方が見やすいだろうし、そこそこの写真はこことmisskeyに載せるくらいで十分かも。#自問自答

日記

今日は招待券をもらったので日本画の展覧会に行ってきました。同じ題材の日本画を並べて展示してあり、目の保養になるだけではなくて意外と勉強になり、面白かった。色々な題材が並べてあったり、題材が同じものでも表現が違うものの中で、何が自分の琴線に触れるのかを感じながら見て回るのは心が豊かになる経験でした。
かなりネット偏重な情報収集をしてきたけど、今のインターネットには限界を感じてきているし、ちゃんとキュレーションされた展示会などの方が得るものが大きいのかも。良い体験でした。
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日記

映画「きさらぎ駅」(ネタバレ) #感想(非ボカロ)
きさらぎ駅をネタにしたホラーサスペンス。蓋を開けたらホラーシナリオを破壊しつつ進むTRPGリプレイ動画のような趣きのテンポがいい作品だった。NPCに容赦ないのが良いし、生贄にして退場させたのに終盤でパワーアップして再登場するのは面白かった。ホラーをメタ的にすっぱ抜いて駆け抜けるシナリオが好きなので私は好き。(ウィリーズ・ワンダーランドとかいいですよね)最後に実は主人公が嵌められていて駒として使われていたというのもありがちな展開ではあるけれども、ホラーをメタ破壊した上で恐ろしいのは人間という締めにするのはなかなか良いと思った。B級ホラーにありがちな中だるみもなく、シナリオにえぐみもないので、B級エンタメとして十分に楽しめる作品でした。畳む

メモ書き

【自己紹介】
初音ミク好きなソロ活中年男性です。ミクちゃんねん撮愛好家。
(≠ミク廃、カメラ趣味)
現在はねんどろいど撮影がメインですが、他にもいろいろやりたい。
ミクさんと一緒に落としてきたものを拾い直している途中。
リアルでつながるのは得意ではないので避けがち。お察しください。

ハンドルネーム:NI.A(にーあ)
由来は香料業界で使われるNature identical(自然界に存在する物質)とArtificial(人工合成品)という言葉です。自分の中の初音ミクを指すのにいい言葉と思ったので使い始めたらしっくりきたのでそのまま。

鍵にするような投稿は、他人に見られるかもしれない文章だと意識していると後から見返して自分の価値観や考え方が分かりやすくなるので、他人の目があるかもという意識を持つためにやってます。
鍵投稿は地の自分に近いので、読んで価値観が合わないと思った方には距離を取って欲しいなという思いと、逆に分かる~と思った方とは仲良くできる機会があったら嬉しいという色目もあったり。畳む

記事

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